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チャレンジ21
製販の軸足、アジア市場へシフト
電動アクチュエータ
THK(東京都品川区西五反田3-11-6 サンウエスト山手)
http://www.thk.com/jp/
資料請求 資料請求No.1120102101
国際ロボット展のTHKブース
国際ロボット展のTHKブース
 THKはアジアの成長市場をターゲットに、電動アクチュエータ事業の展開に拍車をかけている。工作機械や半導体製造装置に組み込まれるアクチュエータがエア式から電動化への流れを強めていることと、市場が中国を中心としたアジア市場にシフトしていることが背景にある。同社は2009年に同事業推進部隊であるIMT事業部を発足し、生産・販売・製品開発の強化に重点的に取り組んできた。こうした中で「装置メーカーなどが、機能性の向上やリードタイムの短縮などを実現するために、ユニット化された製品を採用しようとするニーズが大きくなっている。事業拡大の兆しが見えてきた」(星野京延・取締役IMT事業部長)と確かな手応えを感じている。電動アクチュエータのローエンド製品である「エコノミーシリーズ」を、アジア市場をにらんだ戦略製品と位置づけ、今回、ラインアップを大幅に拡充した。大半を韓国と中国の工場で生産し、市場への浸透に本腰を入れる。将来は中・韓の生産拠点から世界各国へ販売していく構えだ。
『エコノミー』に2タイプ新登場
エコノミーシリーズのラインアップ
エコノミーシリーズのラインアップ
 昨年11月9~12日に開催された「国際ロボット展」(主催:日本ロボット工業会/日刊工業新聞社)で、THKはエコノミーシリーズの新製品として、スライダタイプのESとシリンダタイプのECの2タイプを出品した。(1)省スペース(2)選べる制御機器(3)高剛性(4)長期メンテナンスフリー(5)寿命計算が可能―が特徴。ステッピングドライバコントローラTSCとセットで販売する。
 エコノミーシリーズは、エアシリンダからの置き替えを狙った、コンパクトなボディとリーズナブルな価格の電動アクチュエータ。新製品のES、ECは、「マーケットの軸足が中国を中心としたアジアに移りつつある」(星野取締役IMT事業部長)ことを強く意識して開発された製品だ。
 中国をはじめアジアの新興国ではまだ案内部品、駆動部品単体での注文が主流だが、「中国の技術進歩はわれわれが思った以上に早い。いずれ中国でもアクチュエータの時代が来る。将来を見据えていまから売り込んでいかなければならない」(西村裕・IMT事業部EA部副部長)という。
「折り返しタイプ」と「メカのみ」を設定
新たに設定したモーター無しタイプ
新たに設定したモーター無しタイプ
 ESは、ボールリテーナ入りLMガイドSRSと潤滑装置QZ付きの転造ボールねじを組み合わせたタイプで、ストローク50~600mm(50mm刻み)、ボディサイズは幅32~60mm・高さ40~62.5mmまでの4種類。ECは潤滑装置QZ付きの転造ボールねじを組み合わせたタイプで、ストローク50~300mm(50mm刻み)、ボディサイズは幅40~48mm/高さ48.5~57.5mmまでの2種類。ECには高剛性のリニアブッシュ付きもある。 
 両タイプとも新たにモータ直結タイプとモータ折り返しタイプを設定し、省スペースのニーズにも対応した。同時に「アクチュエータと制御機器をセットで販売するのが基本だが、メカ部分だけ欲しいという顧客ニーズに応えて『メカのみ(モータ無し)タイプ』もラインアップ」(星野取締役IMT事業部長)し、幅広いニーズに対応できるようにした。
 またオプションで、ESタイプにはスライダベースとセンサ、ECタイにはシリンダベース、フランジ、リンクボールを用意したほか、両タイプともカバー色(標準:赤、オプション:グレー)を選択できる。
『ユニバーサル』もバリエーション充実
ユニバーサルシリーズを組み合わせた多軸電動アクチュエータのデモ
ユニバーサルシリーズを組み合わせた多軸電動アクチュエータのデモ
 「ユニバーサルシリーズ」では、最大ストローク1700mm、水平可搬重量130kg、垂直可搬重量20~45kgのUS20を新しく追加。これで同シリーズは「ストローク100~1700mm、水平可搬重量8~130kg、垂直可搬重量2~45kgまでのバリエーションがそろった。これだけの可搬重量があれば、ほとんどの装置に使える」(西村EA部副部長)という。ハンドリング、ツールをつければこのままで使える状態で納品する。
 ユニバーサルシリーズは『重量物の搬送に最適』なことが特徴で、ロボット展では同シリーズのアクチュエータを2軸直交に組み合わせた多軸電動アクチュエータ「MA2-U」のデモ機を使って高速性を実演して見せた。
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