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チャレンジ21
パーツから『コンポーネンツビジネス』へ
電動アクチュエータ事業を全面展開
THK(東京都品川区西五反田3-11-6 サンウエスト山手)
http://www.thk.com/jp/
資料請求 資料請求No.1100102001
多くの来場者でにぎわうTHKのブース(2009国際ロボット展)
多くの来場者でにぎわうTHKのブース
(2009国際ロボット展)
 「LMガイド(直線運動案内)」のパイオニアTHKは、工作機械、半導体製造装置や産業用ロボットなどに使われる電動アクチュエータ事業を積極的に展開していく。電動化傾向と、顧客の設計思想がコンポーネンツの導入へと変わりつつあることに対応して体制を整備し、同事業の拡大を図る狙いだ。昨年7月1日に同事業の推進拠点としてIMT事業部を発足し、これまでに総合カタログ・専用サイトを準備したほか、フリーダイヤルの電話対応窓口も開設した。事業部のデビューとなった2009国際ロボット展(11月25~28日)では、デモ機による実演、さらには今後の技術動向を示唆する次世代型製品を参考出品するなど、電動アクチュエータ製品群を一堂に展示、技術と製品ラインアップの層の厚さをアピールした。
顧客サポート、総合カタログなど体制を整備
THK電動アクチュエータ総合カタログ
THK電動アクチュエータ
総合カタログ
 事業部の名称「IMT」は、イノベーション= I、メカトロニクス=M、テクノロジー=Tを組み合わせた。「電動アクチュエータにおけるコンポーネンツビジネスの領域をしっかりとカバーしていかなくてはならない。そのため、販売・商品企画・製造を含めた事業推進の拠点として活動していく」星野京延・取締役IMT事業部長は、事業部新設の目的をこう話す。
 「特に顧客対応を一番重視」(星野氏)して、電動アクチュエータ専用の『THKカスタマーサポート』を整備。フリーダイヤルとファックスで、祝日、年末年始、夏季休業日を除く月曜日から土曜日までの毎日、顧客からの問い合わせや技術相談に対応する。
 また、これまでの各電動アクチュエータの単独カタログを『THK電動アクチュエータ総合カタログ』として刷新。製品群を「エコノミーシリーズ」「コンパクトシリーズ」など8つのカテゴリーに分類し、1冊にまとめた。
 表紙をめくると、シリーズごとに色分けしたインデックスとなっており、ストローク・速度・可搬質量、または要求仕様からスタートして製品を絞り込むことができる簡単選定フロー、スペック一覧表を掲載。またアプリケーション例を載せることによって「お客様がよりイメージしやすいように工夫」(内山雅博・IMT営業技術部EA課課長)した。11月20日に開設した『電動アクチュエータサイト』(http://www.ea-thk.com/)には、選定プログラム「THK Smart Select」を用意しているほか、アプリケーション例を動画で見ることもできる。

展示会ではアプリ中心に製品を“見える化”
ディスク搬送装置のデモ機
ディスク搬送装置のデモ機
 2009国際ロボット展では、ブースを「LMガイド及びパーツ」、「THK電動アクチュエータ」、「次世代電動アクチュエータ」の3つにゾーニング。特にアプリケーション例の紹介に力を入れ、デモ機による実演が一際来場者の目を引きつけていた。
 ディスク搬送装置のアプリケーション例では、THK電動アクチュエータのクリーンシリーズCGL形をディスク移動X軸に、同CSKR形をディスク移動Y軸・ディスク上昇Z軸に組み込み、クリーン環境での対応可能な一例としてデモ実演した。
 そのほかにも、卓上加工機、シーリング装置、外観検査装置などのアプリケーション例デモ機を展示し、注目を集めた。

次世代アクチュエータなどシリーズをさらに充実
超小型・高推力アクチュエータを使ったロボットハンド
超小型・高推力アクチュエータを使った
ロボットハンド
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2012年に計画している国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」での船外活動支援ロボット実証実験で使用されるロボットハンド。このロボットハンドは、従来の回転力を利用する方式に比べて大きな把持力(推力)を実現できるのが特徴。「コンパクトながら高推力が実現できるアクチュエータとしてお客様に提案していきたい」(星野氏)と言う。
 ロボット展ではこのほかに、装置の基幹部分に最適な「精密ステージシリーズ」、高速・高加減速・マルチスライダに最適な「リニアモータシリーズ」や、高タクト動作に最適な「スーパーFAシリーズ」など、電動アクチュエータが勢ぞろいした。「顧客の設計思想が、部品を購入して装置を構成するという考え方から、コンポーネンツを導入する方向に変わってきている。これに対応してさらにシリーズを充実していく」(星野氏)考えだ。
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